日本における生命保険と、核家族化

自己投資

日本における生命保険は、戦前は死亡保障より貯蓄性に重点が置かれる傾向に ありました。

 

第二次大戦後核家族化によって自己責任で遺族への保障を確保するようになったと言われることの逆を言えば、大家族制度で親族内での「相互扶助」が 当たり前であった時代には、生命保険料を支払って、保障を買うということが、日本人の精神論的な部分に触れ抵抗を持たれたのかも知れません。

 

生命保険はその名の通り人の生死を対象とした保険です。

 

また、ケガや病気で入院 した時には給付金が支払われます。

1990年代の金融自由化

もう一つ、損害保険がありますが、損害保険は、物や財産に対する保険で、保障対象に なる損害として指定される偶発的な事故や災害での死亡や入院には保険金が支払 われますが、それ以外の原因では損害保険の場合、死亡保険金はおりません。

 

1990年代の金融自由化以降外資系の参入、生命保険・損害保険相互乗り入れ、 第三分野保険(医療・介護・がん)の拡充、終身に定期を特約として付ける生命保険 新商品の開発と、生命保険・損害保険共にまさに日進月歩で内容が時代のニーズに 沿うように進化しています。

 

保険というと、平素は毎月の保険料が出費であるように捕らえ勝ちですが、社会保障が不安定な現代社会において、内容を「自己責任」で確実に把握理解しさえすれば、 少額投資で実際に大きなお金を得る手立てである生命保険や損害保険を活用することは、 一つの自己救済手段であると言えるでしょう。