生命保険の特約とは?
最近の生命保険には多種多様の特約が付加されています。
生命保険の主契約部分はさほどの大きな金額にせず、医療、介護等の特約を付けることによって、人生に起こりうる様々なリスクに対応するように保険商品を設計する傾向にあり、それが保険商品の商品力となっています。
生命保険の特約は主契約があって初めてそこに付加できるもので単独で契約することはできません。
特約を機能別に分類
生命保険の特約を機能別に分類すると
- 一定期間の死亡保障を厚くする特約(定期保険特約等の付加)
- 不慮の事故による死亡・障害状態に備える特約
- 入院・手術・通院など病気やケガに備える特約
- 特定の疾病や損傷に備える特約
- その他
が考えられます。
その他には、一定の余命が宣告された場合に死亡保険金が支払われるリビングニーズ特約、一定の病気や障害状態になった時の収入保障などが考えられます。
また、三大疾病(脳卒中・急性心筋梗塞・がん)、一定の高度障害、介護状態になった場合の保険料免除特約があります。
こうした傾向は、医療の発達により、生命保険の被保険者の死亡時の遺族に対する保障と同様、或いはそれ以上に病気治療・療養に時間が、高額治療にあっては、百万円単位の費用がかかるようになったこと、更に病気になったことにより被保険者の収入が減る、または停止するなどして、生存中に保険金が支払われる必要性が高まって来たことにあります。
特約の充実が、各保険会社の商品力の充実とイコールなのです。